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2022.06.27

お家の暑さを回避には「遮熱」or「断熱」?熱の伝わり方で使い分ける対策とは

建築業界では近年、断熱・遮熱効果を付与した建材や塗料が多く出ています。どんなに耐久性が高くても外気温の影響を受けて快適に暮らせないのは致命的です。

特に熱さ対策に関しては、熱中症対策に直結するので年を重ねるごとに注目を集めております。と同時に「遮熱」と「断熱」という言葉を多く見ます。本日はお家の熱さ対策の基礎についてお伝えします。

熱の伝わり方

夏の暑さの原因は、勿論太陽からの熱となりますが、それはどのように伝わるのでしょうか?熱の伝わり方は3つあります。

●伝導
物体と物体が接している時に熱が移動すること。熱は、温度の高いほうから低いほうへ移動する性質があります。暑い屋外から涼しい室内へ、外壁、窓、屋根などを通して熱が移動して入ってきます。

●対流
空気の移動によって熱が移動すること。風があると周囲より冷たい空気なら物体から熱を奪っていきます。また温かい空気は質量が軽いため上にあがります。足元が冷たく頭の方が温かくなるのは、この現象によるものです。

●輻射
物体が発している赤外線によって熱が移動すること。太陽が暑いのは、太陽が強烈な輻射熱を発していて、物体に当たると熱を発するからです。屋根、外壁はもちろん、窓ガラスから室内に入ってきて物体に当たると発熱します。

熱さ対策には断熱or遮熱?

お家の断熱化とは、夏は熱を室内にできるだけ入れないように、冬は室内の温かい熱を外に逃さないようにすることです。近年は、窓枠やガラスに断熱性の高い素材を使用したり、外壁や屋根、天井などに断熱材を使用しています。住宅の断熱性を高めることは、 冬の寒さ対策だけでなく、 夏の暑さ対策にもつながります。

しかし、一般的な断熱だけでは夏の暑さ対策として不十分です。南や西を向いた部屋に入ってくる夏の日射しは、 輻射によって室内の温度を上げます。太陽の輻射熱を遮る『遮熱対策』が必須です。特に窓の『 遮熱対策』が優先すべき箇所となります。

窓の遮熱対策

簡単な窓の遮熱対策をご紹介します。

●遮光カーテンを取り付ける
 家のカーテンを遮光カーテンに変えるのは、もっとも簡単にできる暑さ対策のひとつ。ある程度、室内の明るさを保ちたいのなら、レースの遮光カーテンを取り付けるのがおすすめです。

●ハニカムスクリーンを取り付ける
 ハニカムスクリーンとは、ハニカム(ハチの巣を思わせる「六角形」)構造がつくる空洞によって断熱性を高めたブラインドのことです。空洞が部屋と窓のあいだに「層」を作り、これが空気の壁となり、遮熱性と断熱性を発揮します。

●簾(すだれ)と葦簀(よしず)
これは説明不要ですね日本人が古来より使用していた、遮熱対策ですね。