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2021.10.26

障子の張り替えには【障子紙】?最近人気の【プラスチック障子紙】の欠点は?

家の中の建具で消耗品であるという認識が薄い物として挙げるとすると何か?それは障子紙です。破れたら交換する。というイメージ強いですがシミや色あせも発生します。最近はプラスチック仕様のものが販売され、破れず、拭き掃除ができるメリットがあり人気を集めていますが、注意点がいくつかありますので注意が必要です。

障子紙

障子紙にも種類があります。

●手すき楮障子紙
:和紙原料である楮を手すきで作られたもの
●機械すき楮障子紙
: 和紙原料である楮を機械で作られたもの
●レーヨン障子紙
:食物繊維のパルプに化学繊維であるレーヨンを配合して作られたもの
●パルプ障子紙
: 食物繊維のパルプ で作られたもので、これまで紹介した障子紙と比べ安価な分、強度が低く破れやすく、劣化による黄ばみも早くでる。

共通する効果というと

●直射日光を遮り、お部屋全体を明るくし柔らかな印象にする。
●調湿効果により室内の温度を適度に保ち、和室の畳を湿気から守ります

プラスチック障子紙

一番は耐久性が高さが、一番の魅力になります。日焼けによる色あせも強いです。よって頻繁に張り替える必要がありません。また気密性が高いので冷暖房の効果があがります。

ここまで聞くと、プラスチック障子紙以外の選択肢を考える理由はほぼ無いように感じますが、先ほど紹介した気密性の高さについて別角度で見ないといけません。障子があるのは、和室です。和室にある畳は湿気は天敵です。気密性が高いという事は結露が発生しやすくなります。畳がある部屋にはお勧めできません。

最後に

障子紙は、多く出回るパルプ障子紙の影響で破れやすいというイメージですが、和紙は意外と丈夫です。和紙の原料である楮繊維が長く厚手でしっかりと絡まっているからです。プラスチック障子紙を選択ではなく、和紙のものを選択することで、障子本来の効果を発揮できるのではないでしょうか。