コロナの影響で行われていた入国制限が緩和され、そこからの円安もあり続々と外国人観光客が訪れています。そしてつい先日、全国旅行支援が始まり国内外の多くの方が宿泊施設を利用が経ている状況ですね。https://news.yahoo.co.jp/articles/7b0ed0db83a0a7697aaecb3048058e75424ee684

この二つの出来事とお家。何も縁が無いように見えますが、注意が必要です。かつて「南京虫」と呼ばれ、戦後の日本では大量に発生した害虫トコジラミ。一度は国内で途絶えた被害でしたが、海外渡航者が宿泊施設に持ち込み、それが国内在住の宿泊客が自宅に持ち帰り、自宅で繁殖するという被害が広がっています。

トコジラミとは

トコジラミは体長0.5～0.8センチ程度で、丸く赤褐色です。栄養源は人間の血液です。夜になると潜伏場所から出てきて吸血します。刺され吸血されると、アレルギー反応で赤っぽい発疹ができ、数日後に激しいかゆみがおきます。

潜伏場所は

トコジラミは明るいときは姿を隠しています。潜伏場所は寝る場所周辺の狭くて暗く、温かい所となります。具体的にはベッドや布団を敷く場所の周辺、カーペットの下となります。さらに体が平たいため、畳の隙間、床や壁の継ぎ目、段ボール箱、タンス、引き出しの裏、コンセントプレートの中などにも潜り込みます。

対策は

遭遇した場合は殺虫剤を直接トコジラミに噴霧します。布団やマットレス、衣服に付着していることを確認できた場合は、洗濯したり乾燥機で熱を加えたりして駆除をします。また予防処置として 殺虫成分に触れさせるタイプのものをトコジラミが出てくる場所にあらかじめ噴霧します。ただし最近は、市販の薬剤が効かないピレスロイド薬剤抵抗性をもつトコジラミが増えてきています。 殺虫剤が使えない場所では、スチームアイロンやスチームクリーナーの熱でトコジラミを駆除します。