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2021.07.04
【間違い注意】和瓦と別物!セメント瓦・コンクリート瓦注意点は
セメント瓦とは、セメントと川砂を重量比で1:2~1:3で混ぜて固めたもの
コンクリート瓦(モニエル瓦)はコンクリートが主成分の瓦。コンクリートとはセメントに砂利を混ぜて固めたもの。
いずれも主原料はセメント。1970年代~80年代にかけて使われていたものです。
新築で採用される事はまずありません。
昔から使われていた粘土瓦より安価であるということで、30年以上前に広く採用されましたが、
メンテナスが必須です。
これらの瓦を使用しているお家は今後どのような事に注意を払う必要があるのでしょうか?
塗装は必須
セメント瓦・コンクリート瓦共に、本体の劣化を防ぐために、表面に塗料が塗られています。劣化が進んでくると
色が劣化
↓
表面が膨れ上がる
↓
塗膜が剥がれる
という流れで劣化してきます。窓から一階の屋根を除いてそういった箇所があったら、直ぐに塗装の見積もりを取るなど、準備が必要です。
ズレ、割れ
粘土瓦の耐久年数は60年以上と言われていますが、セメント瓦・コンクリート瓦は約30年と短くさらに固く薄いという事から割れやすいです。
飛来物よる衝撃、瓦がズレて動いた事によっても割れは起きます。
尚、現在、セメント瓦は製造されていません。
普及率の高いスレート瓦の方が費用対効果が高くメンテナンス性に優れており競争に負けた形です。
同様に、コンクリート瓦(モニエル瓦)は生産されていません。コンクリート瓦は1973年から日本モニエルという会社が代理店となり取り扱っていました。しかし、2010年に日本モニエルはなくなり、現在、モニエル瓦は生産されていません。
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