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2021.09.01

畳からフローリング・クッションフロアにリフォームする際の注意点

「畳をフローリングにしたい」


一番簡単なのは、ホームセンターからクッションフロアを買ってきて、自分でカットして畳の上に敷く。畳がボロボロだから、これ以上傷んでも大丈夫という人もいるでしょうが、湿気がこもる事でカビが生え、さらに悪化すると腐ると言った状態になりますのでお勧めしません。

フローリング・クッションフロアにリフォームする際の注意点①

そうなりますとやはり床材の変更をするという選択肢となります。では、畳を撤去してフローリング材を張ればOKか?というとそうではありません。


たいていの畳の厚さが約40~50㎜であることに対して、フローリングは12㎜程度の厚みしかありません。

はい、段差が発生してしまいます。そのため、畳をはがした後に下地木工事を行い、隣り合う部屋との段差を調整するのです。

フローリング・クッションフロアにリフォームする際の注意点②

床の下地には、何があるかご存じでしょうか?根太(ねだ)という横木が設置してあります。畳の場合、根太は455㎜の間隔で広めに組んであります。
しかし、畳よりも強度が弱いフローリングに張り替える場合、根太の間隔を303㎜程度にまで配置し直す必要が出てきます。

フローリング・クッションフロアにリフォームする際の注意点③

さらに築年数が経っている住宅の和室では、畳の下に断熱材が入っていないケースもあります。
畳よりも冷えやすいフローリングへ張り替える場合、根太の施工前に、断熱材を追加する工事も行う可能性もあります。