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2021.10.20

【DIY豆知識】ディスクグラインダーは手袋をするな?専用の保護手袋とは?

最近、YouTubeにDIY動画が上がってくるようになり、『ディスクグラインダー』などの電動工具もメジャーな工具になってきました。

※上の画像は安全カバーがついていません。使用する際には必ず安全カバーをつけましょう。

ディスクグラインダーとは、先端に付けるディスクを高速回転させることで切削をする電動工具です。ディスクは様々なタイプがあり、木材の研磨用から金属やブロックの切断用までディスクを取り替えることで幅広く対応するため、施工をする上でとても重宝されている工具の一つです。

しかし、電動工具の中でも1、2位を争うほど危険性が高い工具の1つでもあります。

本日はその『ディスクグラインダー』の注意点をプロの視点で解説します。

ディスクグラインダーのディスク(砥石)のタイプ

ディスク(砥石)の主なタイプは2種類あります。

研削タイプ

ディスクの側面を使い、研磨や塗装を剥がす目的で使用します。

使用する主な先端工具:切断砥石、ダイヤモンドカッター

切断タイプ

ディスクの外周面を使い、金属などを切断する目的で使用します。

■使用する主な先端工具:ダイヤモンドカップ、研削砥石、研磨ディスク

【注意】手袋はしてはいけない?

研磨の作業中に、火花が出て熱いですし、ディスクグラインダーをしっかりと握りたいので滑り止め付の手袋を使用したいところです。

しかし、下の2枚の画像のうち、どちらかが指を切断してしまうほど危険な手袋をしています。どちらかおわかりになりますでしょうか?

画像①
画像②

答えは2枚目の写真です。

どちらも両手で工具を持ち安全に作業してはいますが、軍手での作業は危険です。YouTubeなどのDIY動画でも時々見かける光景ですが、非常に危険です。

軍手や作業手袋の小さな繊維が高速回転している部分に触れてしまうと、ディスクがそれを巻き込み指ごとディスクの高速回転に巻き込まれます。

最悪の場合は、指切断までになる事故です。

最も危ないのは片手で工具を持ち片手で材料を持って作業することです。絶対にやめてください。

また、女性の長い髪が回転軸に巻き込まれ、高速回転する刃が顔面を切り刻むという事故も実際に起きています。こういった事故が割と日常的に起きていますので注意が必要です。

またディスクグラインダーに限らず、インパクトドライバー、丸のこ、これらの回転動力工具は高速回転をしています。回転動力工具はどの工具を使用する場合にも、軍手は非常に危険ですのでおすすめしません。

1枚目の画像は正解?

画像①

こちらは、『革の手袋』をしています。

布製の軍手などよりも分厚くて耐久性が高いため、作業中の手の保護にも優れているほか、

滑りにくい特性もあるため古くから作業用手袋として活用されています。

こちらは巻き込みの可能性も低く長く職人に愛用されています。もし素手の場合なら、触れてしまっても指をディスクから離すことが容易なのでせいぜい、切り傷などの軽症でおさまるケースが多いです。もちろん怪我はさけられませんが大惨事を引き起こす可能性は低くなります。

これだけは絶対にNG

作業中に使用する手袋の種類以上に気をつけないとけないことがあります。それは材料を片手で持ち、グラインダーを使用することです。その場合、仮に前項で申し上げました安全な皮の手袋を使用していたとしても危険度はMAXです。研磨する材料は固定し必ず両手で作業をするようにしてください。

まとめ

DIYなどのYouTube動画で、手先の器用さや、施工の美しさ、作業の手際の良さを求める方々が多くいらっしゃいます。確かに技術面もとても大切なことではありますが、我々プロからすれば、基本の基である【安全管理・安全第一】をしっかり完全に行うことこそが重要なのです。

日常の何事もないような作業の中にも、想像している以上の危険が潜んでいます。例えば、車の運転も一つ間違えれば大事故に繋がります。どうかDIYを行う際にもご注意ください。

参考記事グラインダーが放つ火花にも注意

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