冬になるとやたら、ホコリが多いと思いませんか？そのメインとなるのが綿ボコリ。単純に布団やこたつ布団、ウールのコートなど布製品の使用量が増えるからです。しかも厄介なのが、窓を閉め切った中で暖房器具の温風が巻き上げ、部屋の四隅や家具の裏側に溜まっていきます。

ホコリによって発生する被害

まずは健康被害。ホコリは大量のダニやカビの胞子を含むといわれており、放置すると健康にもよくありません。もう一つが トラッキング現象による火災です。 コンセントと電源プラグの間に溜まったホコリに湿気が加わることで、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。

ホコリ対策には静電気

空気が乾燥すると静電気が起こりやすいです。その条件が揃うのが冬です。掃除によって静電気が起こると、ホコリをさらに引き寄せてしまいます。
小学校の頃に下敷きを頭に擦って髪の毛を立たせる実験をしたことはありませんか？それと同じ原理で、床を乾拭きすると静電気が起こり、空気中のホコリや掃除によって舞い上がったホコリを引き寄せます。
静電気によるホコリの吸着を防ぐには、柔軟剤の使用が効果的です。バケツに水を注ぎ、柔軟剤を数滴入れた物を使用しましょう。雑巾を浸して固く絞ってから拭き掃除。これだけで静電気を抑える効果があります。