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2022.11.06

冬のコンセント火災対策【タコ足配線】【トラッキング現象】

冬は乾燥の季節ですので、火が起きると燃え広がりやすいという特徴と、暖房器具を使うという観点から火の用心を呼びかけられます。しかし、冬の家の火災で盲点なのはコンセント廻りです。火の字も当てはまらない所なのに、何故なのでしょうか?

タコ足配線によって起こる容量オーバーによる発火

家庭でよく使用されている100V用コンセント1個当たりのアンペアは、およそ15アンペアです。多くの家庭のコンセントは2口なので合計で、1500W。延長コード、タップを使用して多くの家電を繋げて仕様した際に 1500W を超えると発火します。多くの場合は繋げても直ぐには全てを使用しないので、気づかないものです。たまたまタイミングが重なり同時使用となり、発火する形です。

タコ足配線によって起こるトラッキング現象による発火

コンセントと電源プラグの間に溜まったホコリに湿気が加わることで、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。コンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間に“トラック”と呼ばれる電気の道をつくります。そこから放電をおこし発火。これがトラッキング現象です。

電気コードの周りに発生している『電磁波』や『静電気』はホコリを誘引します。さらに複雑にコードが絡まっているタコ足配線。ますますホコリは溜り安くなります。