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2021.05.19
クロス・壁紙【突付け仕上げ】【廻り縁】天井と壁の境目にある隙間【入隅】対策
新居に住み始めて、もしくはクロスを貼ってまだ数か月、
天井と壁の境目から隙間が出来て、徐々に広がっていく。
新居が欠陥住宅なのか?
クロス職人の技術不足なのか?
勿論、上記の可能性もありますが、
実は日本独特の気候が関連しています。
なぜ、隙間が発生するのか?
仕上げが異なる部分が接する部分というのは、非常に高い技術が要求されます。
クロス貼り直後に隙間があるという事は、
クロス職人の技術不足か、構造上に問題があるか?
そのいずれかです。
因みに壁と天井のクロスがジャストサイズで貼る技法を【突付け仕上げ】と言います。
構造上に問題なく、クロス職人技術が揃っていれば【突付け仕上げ】を行うことができます。
しかし、【突付け仕上げ】をきちんと出来ていても、
隙間が出来てしまう事があります。特に木造建築の場合は。
というのも、特に木材は湿気や気温の変化で膨張と収縮を繰り返すの骨組みが動きます。
クロス自体も、木材と同じ幅で膨張と収縮してくれると隙間が起きないのですが
そうもいかないので、隙間が発生します。
対策は?
見切り縁と呼ばれる物があります。壁・天井など複数の面や最後の仕上げに取り付ける枠のことを言い、
物事に見切りをつけるという言葉があるように、結果をスッキリ納めるという意味が込められています。
特に天井と壁の堺目に使われるものを【廻り縁】と呼びます。
色々と異なったところが集まる所の納まりが綺麗でないと、だらしなく見えます。
こうした面の交差する部分や同一線上にある仕上げでも、その仕上げの種類が違うと、
綺麗に収めるために非常に精度が要求されます。
突付け仕上げ
こうした部分をすっきりと見せ、
なおかつ不出来になりやすい部分を隠すという目的で、【廻り縁】を設置します。
ただ前項でお伝えした通り、木造建築の場合、湿気や気温の変化で膨張と収縮を繰り返すので
むしろ【廻り縁】を使う事は当然のことです。
木造建築で【廻り縁】を使わないという事は、
●材料費を少しでも浮かせたい
●所有者のこだわり
のいずれかです。所有者のこだわりがないのでしたら【廻り縁】を設置することで解決しますし、
どうしても【廻り縁】を設置したくない場合は、クロスの色のあったボンドコークで隙間を埋める
そのいずれかです。
天井と壁の境目にある隙間が気になりましたら、いつでもご連絡ください。
無料見積りを行っております。
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